Gemini 4 Argon が提供開始|使えるプラン、API の料金、11 月 30 日の価格改定
Google が 2026 年 10 月 13 日に、最新のフロンティアモデル「Gemini 4 Argon」を発表しました。この記事では、誰がどこで使えるか、API の料金と 11 月 30 日の価格改定、Google が示している性能と安全性の説明を整理します。性能の数字は、すべて Google の公式ブログによる説明です。
- Gemini 4 Argon を使える場所と、必要なプラン
- API の料金と、11 月 30 日以降の価格
- Google が示す性能・安全性の説明と、申し込み前に確認すること
- 提供は世界で始まっています。Gemini アプリと検索の AI モードでは、Google AI Ultra または Pro の契約者が対象です。
- API の導入価格は、入力 100 万トークンあたり 2 ドル、出力 100 万トークンあたり 10 ドルです。2026 年 11 月 30 日で導入期間が終わると、入力 4 ドル、出力 20 ドルになります。
- 入力と出力を合わせて 100 万トークンまで扱えると、Google は説明しています。
- 性能の数字(Vals Index で 1 位など)は、Google 自身の説明です。
どこで、誰が使えるか
| 対象 | 使える場所 | 条件 |
|---|---|---|
| 開発者・企業 | AI Studio と Gemini platform の API | 開発者は Gemini API の有料プラン |
| 開発者 | Google Antigravity、AI Studio | Google AI Ultra の契約者 |
| 一般の利用者 | Gemini アプリ、検索の AI モード | Google AI Ultra または Pro の契約者 |
| 企業 | Gemini for business、API、Google Antigravity | |
| 科学者・研究者 | Google Antigravity の最上位の利用枠 | 申請制(後述) |
| サイバー防御の担当者 | サイバー関連の制限を外したアクセス | Fairwind Program への申請(順次の受け入れ) |
個人向けの Google AI のプランと料金は、AI ライティングツールは無料でどこまで使える?でも整理しています。
API の料金
導入価格は、入力が 100 万トークンあたり 2 ドル、出力が 100 万トークンあたり 10 ドルです。キャッシュされた入力トークンは、95% 引きになります。
導入期間は 2026 年 11 月 30 日までです。その後は、入力が 100 万トークンあたり 4 ドル、出力が 100 万トークンあたり 20 ドルになります。この価格は、一般向けに提供する Argon モデルが対象です。
つまり、11 月 30 日を境に、入力も出力も 2 倍になります。
Google が示す性能と事例
次の数字は、Google の公式ブログに書かれた説明です。第三者による検証ではありません。
| 項目 | Google の説明 |
|---|---|
| 総合 | 金融、コーディング、法務、税務などの分野を測る Vals Index で 1 位 |
| 空間・物理の推論 | Embodied Reasoning(ERQA)のベンチマークで 87%。ほかのフロンティアモデルを上回る |
| 社内のコード提出 | Antigravity での Argon の利用で、エージェントによるコード提出が 35% 以上増え、ロールバックはほぼ 3 分の 1 減った |
| オープンソースの高速化 | Google の Agent Development Kit(ADK)の Python 実装で、長いセッションでのメモリ上のセッション準備の時間が 40% 短縮、コールドインポートが 21% 高速化 |
| 科学計算 | 量子化学のパッケージ xTB で、構造予測が最大 2.3 倍、配座探索が 1.8 倍高速化 |
| 推論の高速化 | オープンモデルの Gemma 4 E2B を、A100 上の vLLM で、推論全体を 2.85 倍に高速化(出力のトークンは一致し、品質の低下はないと説明) |
このほか、Chrome の大規模なコードの整理、3D 表現の制作、創薬や酵素の設計の研究など、多くの事例が紹介されています。
安全性についての説明
Google は、Argon を「これまでで最も包括的な安全・セキュリティの仕組み」で出したと説明しています。
- 悪用への対策: 外部のバイオ領域のレッドチームが解除できたのは、テスト項目の 1% 未満。敵対的なテストでの違反は、ほぼ半分に減った。
- エージェントの振る舞い: システムの境界を守り、取り返しのつかない操作の前には人の確認を待つように訓練した。手加減する動機のないコーディングのベンチマークでは、無断で近道を取る試みが 2% まで減った。
- プロンプトインジェクション: Gray Swan の間接プロンプトインジェクションのベンチマークで首位。15 回の適応的な試行での、攻撃の成功率を 0.7% に抑えた。
詳しい評価は、Google が公開しているモデルカードにあります。
研究者と防御担当者向けの枠
- 科学者・研究者: 1 万人に、Google Antigravity の最上位の利用枠を 6 か月間無料で提供します。順次の受け入れで、資格、枠、選考によります。申請は受け付け中です。
- サイバー防御の担当者: Fairwind Program に参加すると、サイバー関連の制限を外した Argon を使えます。数百の追加のパートナーに、順次広げています。
手続き・判断の前に確認すること
- 自分の契約が、Google AI Ultra か Pro か(Gemini アプリでの利用の条件)
- API の利用は、11 月 30 日以降の価格(入力 4 ドル、出力 20 ドル)で見積もる
- 入力と出力を合わせた 100 万トークンの上限と、新しい継続のプロトコルは、開発者向けと企業向けのドキュメントで案内されています
- 安全性の詳細は、Gemini 4 Argon のモデルカード
次にやること
以下は、公式ブログの内容を踏まえた想定です。
- 個人で使うなら、自分の Google AI のプランが、Argon の対象かを確認する。
- API で試すなら、導入価格の期間が 11 月 30 日までなので、その後の価格で費用を見積もる。
- 性能の数字は、Google の説明として読み、自分の用途のテストで確かめる。
出典
内容は確認日時点のものです。最新の情報は、出典の公式ページで確認してください。
本記事は、公式情報(Google AI Blog)の内容を整理したものです。私が実際に使った感想ではありません。アフィリエイトリンクは含みません。 確認日: 2026-10-29 / 出典: https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/gemini-models/introducing-gemini-4-argon/